テクノロジーウェーハID文字読取

弊社が独自に開発した認識アルゴリズムは業界最高水準の読み取り性能を提供します。ウェーハにマーキングされた文字IDは、ウェーハの回路パターンや製造プロセスで形成される膜の影響を受けて、非常に読み難い状態になる場合があります。

このような難しいサンプルに対しては、通常、照明条件を変更したり、前処理としてフィルター画像処理を施したりすることで、画像を改善して読み取りを行います。
ここでの画質の改善に失敗すると間違った文字として読み取りを行ってしまいます。低い読み取りスコアで誤認識する場合は、その読み取り結果を破棄することができますが、高いスコアで誤認識するような場合は、トレーサビリティの確立が難しくなります。
このような問題を回避するために、弊社では独自の読み取りアルゴリズムを進化させ、ID読取正答率を向上させると共に、誤読率を低減させる技術を開発しました。読み取りアルゴリズムでは、内部で最適なフィルターを選択し、誤認識防止アルゴリズムを働かせ、さまざまな状況に対応できる認識モードを使い分けることで、最高の読み取り性能を実現しています。