差分検査による欠陥の検出を行なうツールを提供します。
予め登録された基準画像との比較を行なうことで、差異のある部分のみを抽出することが出来ます。
差分検査をするためには、カメラで撮影された画像の中から基準画像と同じ物を探し出して、比較する領域を決める(アライメント)必要があります。この際に、アライメントが不正確だった場合、ずれた量がそのまま差分となってしまうため、正確な結果を得られません。弊社では、サブピクセル単位での正確なアライメントを行なうことのできるX-Match®/幾何学形状サーチを用意しております。これにより、精度の高い差分検査を可能としています。
通常、基準画像と実際の画像の間には、照明状態や絞り、露光時間に起因する明度の誤差が必ず存在します。明るさ補正機能を使うことで、基準画像との明るさの違いを自動的に正規化して比較することができます。
実製品の検査においては、外形のばらつき、照明による見え方の変化により、他の部分に比べて輪郭部分に大きなばらつきが発生します。差分検査をする際には、このばらつきが差分として検出されてしまうため、何らかの対策が必要です。弊社差分検査ツールでは、このような余計な差分が検出されうる箇所を予測して、補正を行なう機能を用意しています。